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help リーダーに追加 RSS <田んぼアート>広告絵柄抜き取り問題について。

<<   作成日時 : 2008/07/06 23:00   >>

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Yahoo!ニュースより引用。

<田んぼアート>もったいない? 企業広告絵柄を抜き取り
7月5日22時17分配信 毎日新聞

 「田んぼアート」で知られる青森県田舎館村で4日、スポンサー企業の絵柄を描いた稲を村職員が抜き取る騒動が起きた。水田地権者から「企業PRは村おこし事業の趣旨に反する」とクレームが出たためだ。6月1日の田植えから約1カ月経過。大黒様などの図柄の輪郭が既に表れてきており、村内では「なぜこの時期に」と賛否両論が渦巻いている。

 抜き取りは3日の「むらおこし推進協議会」(会長・鈴木孝雄村長)と検討委員会の合同会議で決定。地権者で前村長の佐藤隆司さん(64)が「広告絵柄の稲を抜き取らないと、来年から水田を貸さない」と発言し、6対5で決まった。

 抜き取り作業は午前9時半ごろから職員約20人で始め、約1時間半で終了。作業中、反対派村議や農協女性部員らが「住民を無視していいのか」「抜かないで、お願い」などと声を上げた。

 広告の図柄は、共催者の地元新聞社と航空会社の社名やシンボルマークなど。抜き取りに反対だった鈴木村長は「佐藤さんとは農地を借りる契約。村おこし事業を拡大するため資金が欲しかった。(地元紙との)契約料200万円は返却したい」と語った。

 アート水田約1.5ヘクタールのうち約1ヘクタールの地権者である佐藤さんは「しばらく協議会の会合には出席しておらず、最近になって広告図柄があることを村人から聞いた。しかし、農地の賃貸契約には広告のことが書かれていない。村おこし事業に企業宣伝は不要だ」と話す。

 地元紙側は「図柄が決まったのは田植え直前だったが、水田使用料として昨年秋に契約した。広告抜き取りの電話連絡を受けたのは昨日で、なぜ今になって言い出すのか」と困惑している。

 村内の主婦(50)は「佐藤さんも協議会の委員。真意が分からない」といい、ある村議は「今まで単独でやってきた。広告図柄は入れるべきではない」と話していた。【塚本弘毅】

新聞の内容を見る限りでは、トホホな印象しか受けませんが、ではどうするのが良かったのかというと、内情を知らないので確かなことはいえません。
ただ、記事から推測するに、協議会と言う名でありながら、実質的に村営事業とあまり変わりなく、地元村民の自主的な参画があまり見えない「むらおこし」なのかなあ、という印象を受けます。

村民の自主性が見えない主な記事の表現は、
・抜き取り作業を「職員20人で」行ったということ(じゃ、田植え作業は誰がやったの?)
・広告に反対した地権者(前村長)が、協議会委員でありながら会合に出席していない
といったあたりです。

田んぼアート自体は、むらおこし推進協議会が主催、地元新聞社が共催者となっているようです。共催という立場であれば、一定の金銭負担又は対価が生じるのは至極当然のことです。また、協議会の部外者である共催者は、対価を支払ったことを内外に宣伝するため、協議会の活動のどこかに広告の掲載を求めることも当然ありえる話だと思います。
ここまで考えたときに、「広告図柄は入れるべきではない」と主張する人々が、「では共催者にどのようなPRの場を与えるのか」「企業PRの場ではないとするならば、使用料収入を認めるのはそもそも妥当か」ということについて、十分議論を尽くしたようには見えないのが、この問題の不可思議なところです。

もちろん、協議会内でどのような結論を出そうとも、それは主体となる人々が決めることですから、周りがとやかく言う話ではないと思います。ただ、一生懸命事業に取り組んでいる一部の人(村職員も含む)には申し訳ないですが、「田んぼアート」という話題性だけに寄りかかって、行政がお手盛りで行う(議会もそれを認める)「村おこし」という印象を受けてしまいました。
少なくとも、協議会に参画しているはずの地権者(前村長)が、(記事からの個人的な印象ですが)悪びれずに「最近になって村民から聞いた」とか、村議が「もともと単独でやってきた(じゃあ協議会への支出予算を可決したのは誰?)」等という発言があること自体、誰が何のためにやっているのか?ということの疑問と当事者意識が欠落しているように感じられます。
ただし、例えば新聞社との使用料契約が協議会に諮られなかったとか、そもそも田んぼの賃貸契約に「広告を一切禁じる」とかの付帯条項があれば、それはそれで別の問題になりますが。

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